サムネイルとは、画像や動画の内容を示す小さなサンプル画像のことを指します。
例えば、YouTubeの動画やWebサイトの記事でよく見られます。
サムネイルは、ユーザーがコンテンツを選ぶ際の重要な要素となります。
今回はサムネイルでよく見る縁どり文字を作っていきます。
簡単に使えるのでぜひ真似して作ってみてください!
新規ファイルを作成
Illustratorを開き、「ファイル」メニューから「新規」を選択します。
サムネイルのサイズを指定します。
youtubeの一般的なサイズは1280x720pxなので、今回はそのサイズで作っていきます。
今回はWeb用なのでカラーモードはRGBにしときます。
カラーモードとは
カラーモードはRGBとCMYKの2種類あり、色を表現するための異なる種類です。
1.RGBとは
RGB(Red, Green, Blue)の略で、光の三原色で構成され、光を使って色を表現します。
デジタルスクリーン(モニター、スマートフォン、テレビなど)で使用されます。
2.CMYKとは
CMYKは(Cyan, Magenta, Yellow, Key/Black)の略で、インクの三原色(シアン、マゼンタ、イエロー)と黒(キー)を使用して色を表現します。
印刷物で使用され、色を混ぜることでさまざまな色を作り出します。
色の重なりによって光を吸収するため、RGBとは異なり、色の表現範囲が限られます。
テキストを用意する
ファイルを新規作成すると白いアートボードが表示されます。
まずテキストツールを選択してアートボードに文字を入力しましょう。
テキストは何でもいいですが今回はVtuberのサムネイルなので「初配信」にしました。
フォントもお好みのものを使用してください。
今回はゴシックな雰囲気にしたいので「棘薔薇フォント」を使用しました。
棘薔薇フォントはフリーフォントで、個人利用、商用利用可能なフォントです。
以下のサイトからダウンロードできます。
https://fontgraphic.jp/download/fgtogebara/
フォントグラフィック「棘薔薇フォント」アクセス日2024年10月24日
文字に色をつける
文字を普通に選択してグラデーションボタンを押しても色はグラデーションにはなりません。
ここで使用するのはアピアランスです。
1.アピアランスを使う
後からフォントを変える場合がある場合はアピアランスパネルを使って色を変えます。
アピアランスパネルが見当たらない場合は「ウィンドウ」メニューから「アピアランス」を選択して、アピアランスパネルを表示します。
2.アピアランスにグラデーションを追加
アピアランスパネルの右上にあるメニューアイコン(≡)をクリックし、「新規塗り」を選択します。これにより、テキストに新しい塗りが追加されます。
新しい塗りを選択します。こんな表示になります。
次にグラデーションツールを選びます。
グラデーションパネル(「ウィンドウ」→「グラデーション」)を開き、好きなグラデーションを選択または作成します!
こんな感じになります。
フォントを縁取る
次にフォントを縁取ります!
これが完成のフォントです。
今作ったグラデーションのフォントに白縁取りでしていて、さらにそのフォントに黒い縁取りをしていきます。
1.白い縁取りをする
まず白い縁取りからいきます。
まず先ほどのアピアランスパネルに塗と線という項目があります。
このままだと塗りの上に線が表示されて、線を太くすると塗りの範囲が狭く見えていきます。
ですので塗りの下に線を持っていきます。
線は白くしておきました。
このままだと白い線が見えないので、白と黒以外の背景にして確認しましょう。
線は8pxにしました。
これで白の縁取りができました!
ちなみに線画上だとこうなります。
こうなると塗りが見えないので間違わないようにしましょう!
2.黒い縁どりを追加する
次に同じ容量で黒い線を追加します。
線は細い方がいいので白い線の線の太さに+2pxで10pxにします。
これで完成です!
もう白の背景の戻しても縁取りが見えるので色付きの背景は消しました。
かわいい!
+α 文字の文字間を広げる
トラッキング機能を使います。
トラッキングは文字全体の間隔を均等に広げたり狭めたりすることです。文章全体の視覚的なバランスを調整する際に使用します。数字が大きいほど文字と文字の間が広がります。
今回は100に設定しました。
こんな感じに広がりました。
画像の追加
次に必要な画像を配置します!
今回はVtuberの画像と背景の画像を追加します。
「ファイル」→「配置」で画像を挿入できます。
画像のサイズや位置を調整して、全体のバランスを整えます。
ついでに文字の大きさを変えて、英語のテキストを下に置きました。
追加「キラキラもつけてみる」
すこし寂しいのでキラキラを追加します。
1.円をつくる
楕円形ツールで正円作成します。
2.パスの変形を使う
次に円を選択した上で、メニューバーから「効果」→「パスの変形」→「パンク・膨張」
数字を-にするとダイヤになります!細さはお好みで!
今回は-80%にしました。
3.縁取る
これにさっきの文字と同じ縁取りをつけていきます。
じつはさっきの縁取りのアピアランスはコピーできます。
まずダイヤはアピアランスを分解しておきます。
次にフォントのアピアランスをコピーしてダイヤに反映していきます!
スタイルをコピーしたいオブジェクトを選択します。ここではフォントです。
アピアランスパネルで、選択したオブジェクトのアピアランスをドラッグして、コピー先のオブジェクトのアピアランスパネルにドロップします。
画像の場所です。
するとアピアランスがコピーされます!簡単!
このアピアランスを利用してキラキラをいろんなところに配置していきます!
完成!
これで完成です!お疲れ様でした〜!
とっても可愛くできました!
応用「他の文字でも試してみる」
明朝体以外の雰囲気も確認します。
縁を太くしても雰囲気が変わっていいです。
こんな感じになりました!
フォントを色々変えて画像も置いてみました!可愛いです!
終わり
今回は縁どり文字を作っていきました。
ぜひサムネイルで使ってみてください!
次回もよろしくお願いします。